今では名刺はキャバ嬢にとっては必須アイテムの一つです。初めて席についたお客様が次にご来店くださったときにあなたを指名してくれるかどうかは、接客態度や相性はもちろんですが、名刺も重要な要素になってきます。
キャバクラの店内は薄暗いことも多いので、初めて席についたキャバ嬢の顔をしっかりと覚えているお客様は少ないでしょう。そんなときに役に立つのが名刺です。貰った名刺を眺めながら、お店での会話を思い出し、キャバ嬢の様子を思い出し、段々と楽しかった記憶が蘇ってきます。お客様の記憶を呼び覚ますためにも、印象に残る名刺を作りましょう。
では、どんな名刺が印象に残るのでしょうか？キャバ嬢のための名刺の通販サイトもある位ですから、今は「綺麗」「可愛い」「派手」といった要素だけでは他のキャバ嬢との差別化はできません。まずはあなたの「顔」を思い出していただきましょう。写真を載せられる名刺もありますが、なかなか高額になってしまいます。プロに撮影してもらった綺麗な写真を名刺に載せるとなると、更に高額に。どこまで資本をかけられるかで指名が取れるかが決まってしまうと諦めないでください。名刺そのものはシンプルなデザインでも構いません。可愛いプリクラの写真を名刺に貼るだけでも十分でしょう。お客様に名刺をお渡しするときに
「私、プリクラが大好きで、新しいマシーンが出るとついつい撮っちゃうんです。」
などと一言添えれば、あなたはプリクラ好きのキャバ嬢としてお客様の印象に残り、名刺の顔写真がプリクラであることの理由も納得できます。
もう一工夫があると、更に強力な名刺が出来上がります。それは手書きのメッセージ。お客様へのメッセージでもよいですし、あなたの座右の銘や好きな言葉などでもよいでしょう。あまりよく使われる言葉、例えば「一期一会」などはお勧めしません。それはさきにも書いた通り、他のキャバ嬢との差別化が出来ないからです。あなたらしいワードやメッセージを書いておきましょう。できれば、お客様に合わせてお渡しできるように言葉を何種類か作っておくとよいでしょう。
座右の銘も特にないし、メッセージを書くのが苦手というあなた。悲観することはありません。あなたの個性を出す最強の手書きワードをあなたは既に持ってるのですから。それはあなたの名前です。お店では源氏名を使っている人も多いでしょうから、源氏名＝あなたです。お店の名前や電話番号などは印刷していても、名前だけは可愛いパステルカラーのペンなどで手書きしてはいかがですか？名前を少し可愛らしく飾り文字で書いてみたり、ちょっとしたイラストをつけても印象に残ります。個性的なメッセージが苦手な人は名前を少しアレンジして手書きの名刺を作ってみましょう。
同じお店のキャバ嬢の名刺を何枚も持っている常連さんもいます。同じお店の他のキャバ嬢と差別化できる工夫をあなたの出来る範囲でしてみましょう。ちょっとした努力が次の指名へと繋がります。